金には装飾品の需要だけでなく、資産としての価値もあります。
そのためか、金は偽造品だったり、質が低いものも存在していたりするようです。
例えば金メッキを使用していたり、純度が低い混ぜ物の金だったりと言うのが良くあるパターンです。
本物と偽物を見分けるのは極めて難しく、プロであっても専用の機械を用いなければわからないケースもあるので、素人目で判別するのは相当困難です。
しかし、ある程度基礎知識があれば、簡単なチェックでもある程度の判別ができます。
今回は、そんな金の見分け方についてお話ししていきましょう。
偽物の事例について
金の偽物とは、一体どのようなものなのでしょうか。
偽物の中には粗雑なものもあれば、専門家がみなくては見分けがつかないものもあるようです。
また少し知識がある人でも、巧みに騙されてしまうような金もあります。 実際の偽物の事例について詳しくお話ししていきましょう。
刻印で純度を偽装している
金に施された刻印は、その品質や価値を知るための重要な要素になります。
だからこそ偽物の中には、その刻印が実際のものと異なっているケースもあるでしょう。
例えば本当は純度が低い金を使用しているのにも関わらず、「K18」と刻印をして購入者を騙そうとする方法です。
少し見ただけでは、その刻印が誤っているのかどうか判断するのは難しいでしょう。
しかし、純度を偽って製作された金やアクセサリー類はよく観察してみると、細かな部分が雑に作られていると感じるかもしれません。 そのため、怪しいと感じた場合、購入前にきちんと確認しましょう。
アクセサリーの留め具に偽物が使用されている
複数パーツで構成されたアクセサリーの場合、その一部分に偽物が用いられているケースもあるでしょう。
よくあるのが留め具の部分です。
他のパーツと繋ぎ合わせている留め具やチェーンの接続部分などは細いため、一見してクオリティがわかりづらくなっています。
見た目は他パーツと変わらない金色であったとしても、実際はメッキという可能性もあるのです。 とくに本体部分には刻印がされている場合、細かなパーツは見落とされやすい傾向があるので注意してください。
メッキ製品なのに金と表記している
実際にはメッキであるにも関わらず、純度の高い金だと偽りの刻印がされているのも偽物によくあるパターンです。
例えばK18というのは、純度が75%であるという事実を示しています。
そして、K18を用いたメッキのアイテムには「GP」という刻印がプラスされます。
つまりは「K18GP」という刻印は「K18による金メッキが施されています」と言う情報を示しているのです。
しかし、メッキ製品であるにも関わらず「GP」を省略したものも流通しています。 さらにK18と偽るにあたって、金と比重が似ている金属のタングステンを使用したり、金に見せかけた銅を使用したりと、悪質な方法で購入者を騙す方法もあるでしょう。
自分でできる金の見分け方
1.色味を見比べてみましょう
ゴールドの製品と聞くと、ピカピカと黄金色に輝くイメージを抱くかもしれません。
しかし純度の高い金は、オレンジに近い深みのあるイエローの色味を持っているのが特徴です。
反対に金の純度が下がるとオレンジの色味が減り、明るいピカピカとしたカラーになっていくでしょう。
また、メッキ加工された金製品は色味が薄く、表面にピカピカとしたテカリが見られることが特徴になっています。
年月が経過した金製品の場合は表面に傷がつき、内側にあるベースが露出するケースも多く見られます。
他にも全体の半分以上に別の金属を使用していると色味が暗くなり、金の輝きが損なわれていくでしょう。
本物だと確信できる金製品が手元にあれば、見比べることですぐに違いがわかるはずです。
2.磁石で反応を調べる
最もわかりやすい方法としては、磁石で金を見分ける方法があります。
純金をはじめ、金製品に混じって使用されている銀や銅といった素材は、磁石に反応しない特性を持っているでしょう。
その一方で、金メッキ製品のベースとして使われる金属は、磁石に反応することがあります。
手持ちの磁石を近づけたとき、引き寄せられるような感覚がある場合は、メッキ製品である可能性が考えられます。
ただし、金メッキ製品のベース部分に銀や錫(すず)が使われているときには、磁石は反応しないケースもあるようです。
また、古い銀製品では磁石に反応する金属と混合して作られているものもあります。
磁石による判別は非常にわかりやすく手軽な方法ではあるものの、ほかの見分け方と合わせて判断するようにしてください。
金の買取ならおたからや松山1丁目店がおすすめな理由
金の真贋を見極めるのは素人では困難を極めます。
そのため、偽物を掴まされないようにするためにはきちんとした知識や注意力が必要です。
金は決して安い買い物ではありません。
ある程度の知識を蓄えておくことで、より安心して金の取引は行なえます。
また、信頼できる業者を知っていれば、査定額も納得できますし、高価買取に繋がりやすくなります。
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